2019年07月01日
藤枝営業所通信
藤枝営業所通信 森林保護活動を考える
先日ネットニュースで、フィリピンにある全ての学校を卒業する学生たちを対象に、卒業記念として少なくとも1人10本の木を植えることを義務とした法律が可決されたと目にしました。この法案は、カヴィテ州マグダロー代表のゲイ・アレジャノ議員によって新しい環境対策として提案されたそうで、今年5月15日に衆議院で可決したとのことでした。
フィリピンでは毎年、1200万人を超える学生が小学校を、約500万人が高校を、約50万人が大学を卒業するとのことで、この新法が適切に実行されれば、毎年少なくとも1億7,500万本がフィリピンで植樹されることになります。順調に進めば、一世代の間に5,250億本もの植樹が可能になるとのことでした。さらに、木が増えるという直接的な効果だけではなく、植樹に参加した卒業生たちが環境に配慮する人間に成長していってくれるのではという環境教育としての一面も備えた法律です。
上記のような素晴らしい法律ですが、実際に学生たちが植樹に参加してくれるのか、今後の動向が気になるところです。植樹をすると言っても好き勝手に植えることはできないので、学生たちの植樹活動にあたり、教育省と高等教育委員会が窓口の管理機関となるとのことですが、環境天然資源省(DENR)や農業省、農地改革省および先住民族委員会や他の政府機関といった複数の機関との協力で新法は実行されていくそうです。
このように世界的に森林保護活動が行われていますが、当社でも森林保護活動に取り組んでおります。当社は静岡県西部森づくりCSR協働推進協議会に加盟しており、定期的に森に入って活動しています。丁度このメールマガジンが配信される7月にも活動がありますので、ホームページやクリンだよりでのご報告をお待ちください。