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T U B O J U N コ ラ ム(VOL.10)
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皆さん、こんにちは!立春を過ぎて暦の上では春とはいえ、まだまだ寒さはピーク。3人の子持ちである私。子供たちがスキーを覚えたので、このところの週末は雪山通いが続いています。子供たちがスキーを覚える一方、私は四十の手習いでスノーボードにチャレンジ。再び初心者に戻り子供と一緒に雪山と格闘中。夏はサーフィン、冬はスノボー。妙にアクティブな親父を目指すTUBOJUNです!ちなみに今月の26日で44歳になります。
年度末が近くなって引越しの話をよく聞くようになりました。仕事柄、引越しに伴う不用品処分の相談を受けることも多くあります。私自身も引越しは進学、就職、結婚などを機に数えてみると8回も経験しています。引越しの荷物を梱包していると、一人暮らしであった時も意外なほどモノが多いのを実感しましたね。持っていたことすら忘れていたモノが次々出てくる。荷物を減らしたいがために持って行くモノを入念に吟味すると、結局は大量のゴミとなるのは多くの皆さんが経験していることでしょう。
モノが減ってスッキリとした空間の中で心機一転新たな生活をスタートしたものの、年月が経るに従って次第に身の回りに増えるモノ、モノ、モノ。しばらく前にやましたひでこ氏の絶妙のネーミングにより「断捨離」という言葉が流行りましたが、実際に断捨離(モノへの執着を捨て、身の回りをキレイにし、ストレスから開放されること)が出来るかというと意外に難しいのです。引越しという大きな動機付けでもない限り、分かっていてもなかなかモノを減らすことが出来ません。
日本人は一人当たり大体1万個ほどのモノを所有して生活していると云われています。対して、年に4回は移動し引越しすることを常とするモンゴルの遊牧民は300個ほどのモノしか持っていません。モンゴルの遊牧民に比べて実に30倍以上のモノに囲まれて生活している私たちは、確かに物質的に豊かな生活を謳歌している。しかし、それが人間として真の意味での豊かさなのか?持っているモノの数の差ほどの違いはあるのでしょうか?
引越しということでいえば、先日、鴨長明の「方丈記」をじっくりと読んでみました。いうまでもなく高校の授業でも習う最も有名な日本の古典のひとつ。鴨長明は身分的には恵まれた上流階級の出身。その立場を捨て、山中に方丈(3メートル四方ですから3畳弱)の質素な庵を建てて移り住み、最小限のモノとともに隠遁生活を送るに至った動機と心境を綴る800年ほど前の書。将来への希望にあふれる高校生時代ではなく、社会の辛酸をタップリとなめ、人生の折り返し地点を過ぎた今だからこそ改めて読み通すと、鴨長明の心境に共鳴でき味わい深く感じ入りる。また、清貧であることの心の自由さを散々自慢げに語りながら俗への未練も隠さず吐露している鴨長明の人間臭さも実に面白い。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし」
誰もが知る方丈記の冒頭の名文句。この鮮烈かつ完璧な一句が鴨長明の人生の凝縮された一滴として絞り出された瞬間に、方丈記は完成していたと私は思うのです。日本人が永遠に語り継ぐ最高の名文でしょう。
ともあれ、私たちも鴨長明さんほど極端に振れずとも、身の回りにあふれたモノを時には見直し、整理し、処分することは必要です。不要なモノは自分自身を過去に縛るもの。人生の主役は自分自身でありモノではありません。捨てることが目的ではなく、その先にある本当の自分を探すのです。最後に南米ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領の言葉を紹介したい。同大統領は収入の9割近くを社会福祉基金に寄付し自宅農場と古いフォルクスワーゲン以外に殆ど個人資産を持たないことから世界一貧しい大統領と云われる人物。2012年のリオ会議(環境と開発に関する地球サミット)での素晴らしいスピーチの中の言葉。
「貧乏な人とは、少ししかモノを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
「足りるを知る」ということ。それが真の豊かさではないでしょうか。
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