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T U B O J U N コ ラ ム(VOL.4)
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「ロシアのアネクドート」

みなさん、こんにちは!42年前(1972年)の今日は札幌オリンピック開会式の日。このメルマガをご覧の方々の中には日の丸飛行隊の雄姿が脳裏に焼き付いている方も多いでしょう。因みに私は1971年生まれですから当然覚えている訳ありませんが・・。そして、ソチオリンピックも開幕まであと4日。そろそろ、オリンピック気分が盛り上がっている頃でしょうか?ウインタースポーツではスキー派、でも最近スノーボードデビューに密かに憧れる42歳の中年TUBOJUNです。

ひねくれ者の私が最近ちょっと気になった小さなニュース。冬季オリンピックの舞台となるロシア南部の都市ソチのパホモフ市長が数日前にBBCの取材に答え、「ソチにはゲイ(同性愛者)はいない!」と問題発言をしたことに波紋が広がっています。発言の是非は別に置き、断定口調がいかにもロシアっぽく、また「アネクドート」の一種では?と揶揄される奥深さもロシアらしさでしょうか。ところで皆さん、「アネクドート」って知っていますか?

「アネクドート」とはロシアンジョークであり、日本的にいうと「小咄(こばなし)」という感じのもの。ロシア語本来の意味は滑稽な話全般を指しますが、特に旧ソ連で発達した政治風刺の小話に対して用いられることが多いのです。その「アネクドート」の最高傑作とも云われる話を一つ紹介します。

モスクワの赤の広場で叫び回っている男がいた。「フルシチョフはバカだ。フルシチョフはバカだ。男はすぐに捕まえられ、懲役20年の刑に処せられた。その1年分は最高指導者を侮辱した罪、19年分は国家の機密を漏らした罪・・。

面白いでしょう?フルシチョフを知らない若い方のために付け加えると、フルシチョフは1960年前後の旧ソ連の第4代最高指導者。体制に抑圧されている現実をパロディ化するちょっと高度な自虐的ジョークは、ロシア(ソ連)文化の余裕や成熟性を感じます。何でもやたら真に受けて怒るなよ!と。日本人には無いユーモアのセンス。パホモフ市長の発言は決して望ましいものではありませんが、私にはそんなアネクドートのエッセンスも感じたのです。

「アネクドート」については、米原万里氏をはじめとする様々な書籍にも紹介されていますので、興味のある方は是非どうぞ。いわゆる鈴木宗男事件に絡む背任の罪に問われた元外務官僚の佐藤優氏の書籍を読んでも分かりますが、ロシアの文化は中々に奥が深いのですよ!

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