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T U B O J U N コ ラ ム(VOL.6)
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皆さん、こんにちは!前回の第5回をもちまして惜しまれること無く終了を予定していたこのコラム。好評に応えてということでは全くなく、単なる自己満足で連載継続です。そうは決まったもののネタが無い。困った!と、新聞切り抜きのスクラップの束を引っ張り出してネタ探し。そう、このコラムのネタの元を辿れば全て私が気になった新聞記事。唐突ですが皆さん、新聞は前から読む派ですか?それとも後ろ読む派ですか?私はというと、新聞は後ろから読む派のTUBOJUNです。
私も愛読する日本経済新聞の朝刊には「経済教室」というマニアックな面があり、その中に「やさしい経済学」というコーナーがあります。4月の終わりから「今か先かの葛藤」と題した10回の連載記事が掲載され、これが面白かったので受け売り的に紹介します。不健康を顧みず食べ過ぎや飲み過ぎに走る。仕事を先延ばしにする。その場の感情で人間関係を台無しにする。先を考えれば損になるこういうダメな選択をなぜ私たちはするのか?とても耳が痛いですね!そんな身近な疑問を「行動経済学」の観点から読み解くのです。禁煙を決意しているアナタ、ダイエットに挑戦しているアナタ、上手くいっていますか?
何度チャレンジしても失敗する禁煙やダイエット。それを、「アイツは意思が弱い!」(実際その通りなのですが・・)と一言で片付けず、その「意思力」というものを消耗しやすい希少な資源と捉え、いかに無駄なく効率的にその資源を配分するか?そこに経済学の中心問題の応用という考え方が生きてきます。
意志力が消耗しやすい希少資源だとすると、むやみに頑張ればいいという訳にはいかなくなります。「頑張る」というセルフ・コントロール(自制)には消耗というコストがかかるからです。では、禁煙を宣言するというような約束で将来の緩い自分を縛ることはどうか?これを「プレコミットメント」といい、セルフ・コントロールを可能にしやすい方法ですが、目先のものを過大するという自分の「現在バイアス」を十分に自覚しなければいけません。出来るはずとか頑張れば取り戻せるという自覚の無さのことです。「三日坊主」はそうした無自覚な人が陥る自滅選択の典型的パターンなのです。
それでは三日坊主な私たちはどうすればいいのか?まず一つは経済学でいう平準化。意志力という希少資源をならして効率的に利用すること。仕事が終わった後の一杯も、英気を養うということも、経済学的に見れば意志力を配分する行動の一環です。しかし、ここでも重要なのは「現在バイアス」の自覚の有無。それを十分に自覚していない場合は意志力の枯渇という反動でより大きな損害に至るのです。また、自分の中にあるアリとキリギリスの二面性のうち、目先の利益に引きずられるというキリギリス的な選択を逆に良い方向に誘導するという方法も一つあります。手間がかかったり面倒であったり罪悪感を得るという仕掛けを作り、長期的に望ましい行動を結果的に選択せざるを得なくするのです。こういう意志力に頼らない仕掛けは、目先の面倒を過大評価する「現在バイアス」が強い人にはより有効かもしれません。
しかし、結局のところ正攻法は、セルフ・コントロールの参照点(自分にとっては当り前のこととして織り込まれている水準)を引き上げるしかありません。意志力というのは使うことで鍛錬され強化される性質を持つのです。坐禅による修練や「若い時の苦労は買ってでもしろ」という考えもセルフ・コントロールのそうした効能を狙ってのものでしょう。ちょっとした自制が必要な課題を一定期間続けること、つまり習慣化により意志力が強化された場合には、仕事面、生活面を問わず自制が必要な全ての行動が改善されるというのです。逆に言えば、何であっても小さな決め事すらコツコツと守り続けることが出来ない人には禁煙もダイエットも無理!ということです。難しい言葉を使って散々回りくどく言わなくても、そんなの当り前過ぎる結論ですか!?
などと行動経済学の観点から「三日坊主の経済学」について読み解いてきましたが・・。結局のところは当り前の「精神論」に戻るのでしょうか?門外漢にとっては味も匂いもない無機質なイメージのある経済学。しかし、経済は感情で動く。そう知れば、経済学というのは生々しく人間臭い学問にも思えますね!
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