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T U B O J U N コ ラ ム(VOL.9)
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皆さん、こんにちは!今年も残り2週間。1年を振り返ると今年も色々ありました。忘れたくない思い出も、さっさと忘れてしまいたい思い出も。そして今は忘年会シーズン真っ盛り。私も今週は忘年会が4件。毎回、「今日こそは締めのラーメンはやめて帰ろう・・」と思いながら常に誘惑に負けてラーメンをすする意志の弱さが悲しい!忘年会太りまっしぐら。今年も忘れたいことだらけの1年でありましたTUBOJUNです。
ところで、ここ最近の話題といえばやはり衆議院選挙を避けて通れません。この原稿を書いているのは〆切の関係で実は選挙の直前。このメールマガジンが配信されるのは選挙の後。従って、選挙結果云々についてはここでは触れません。アベノミクス選挙とも云われるこの選挙の、そもそものところの争点というか大義は何であったかと思い起こせば「景気」というもの。ところで、誰もが当たり前のように「景気」という言葉を使いますが、そもそものところ「景気」の正体って一体何モノなのでしょうか?
などと自分で問いかけておいて、何て大き過ぎるテーマでしょう!?畏れ多くなってしまいました。私などには到底語れるものではありませんし、どうも一言で定義できるものでもなさそうです。試しに手元にある「金融実務辞典」を引いてみると、そもそも「景気」という言葉の定義すら無いのです。それでは「大辞林」という国語辞典を引いてみると「売買や取引などに現れる経済活動の状況。特に、経済活動が活気を帯びていること」と書いてある。しかし、それは現象を表しているのであって本質に触れてはいない気がします。経済学の最大のテーマでありながらサイエンス系の学問のように理屈や理論で割り切れるものでもないのは間違いない。私も一応は経済学部経済学科卒業の端くれ。無い知恵を絞ってボンヤリながら考えてみると、経済は所詮人間の営みであり、経済を構成する人間の感情の集まり。景気は人々の感情の動く方向性のことではないかと思うのです。その中でも特に「将来への期待」という感情。そんなの今さら言われなくても分かってるって!?
さて、そんな感情を持つ生き物のような「景気」というもの。アベノミクスも、異次元の金融緩和も、消費税率引き上げ見送りも、景気に対して必ずしも教科書通りの効果を発揮するものではありません。経済理論というより、国民がその気になるかならないかという賭けと心理戦の要素の方が強い。そこで経済学に於ける一つの有名なキーワードから斜め読みしてみましょう。
「リカードの中立命題」
(国債を増発して)財政政策を行っても国民は将来の増税に備えて消費を減らし、結果、乗数効果が低下してしまう(期待したほどの景気浮揚効果は得られない)こと。過剰な累積債務と現実の成長率、期待成長率ともに低下している現状から考えてこの効果は相当程度発生していると考えられる。
これは18世紀後半から19世紀前半に活躍したイギリスの古典派経済学者デヴィッド・リカードが提唱した考え方。そして、日本銀行の黒田総裁や財務官僚に強い影響を与えている理論なのです。リカードの中立命題に対しては、全ての人々が合理的に行動することを前提とした理論的な話であり、多くの人々は必ずしも経済的合理性に従って行動せず貯蓄を切り崩してでも快適な生活を享受しようとするから成り立たないという批判も多い。明日にはもらえるはずのお団子。今日食べたら明日の分が無くなるから我慢するのか、我慢できず借金してでも今日食べるのか。どちらの論が正しいかではなく、別の見方をすれば経済はやはり理屈ではなく感情で動く人間臭いものだということではないでしょうか。
景気のためという消費税増税先送りの大義を問うための衆議院選挙。しかし、何をどう語ったところで国の歳入のうち半分を国債発行に頼りGDPの7割もの水準に達した先進国中最悪の財政は異常な状態です。「リカードの中立命題」が成り立つとすれば、増税を先送りする場合は先送りしても財政は大丈夫という説得力のある根拠を示し、将来に対しての期待を持たせなければ景気の元となる感情に訴えることは出来ません。ならば真実を伝え歳出削減と更なる増税という痛みに対する説明責任から避けて通れないのは自明の理。さて、第三次安倍政権(と言い切っているが・・)は景気という厄介な生き物といかに闘っていくのでしょうか?とはいえ、国民の選択を経た政権ですから最初から否定せずに前向きに捉えたいものです。難局を打開するのも理屈ではなく感情次第ですから。
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