2019年06月03日
藤枝営業所通信
藤枝営業所通信 バーベキュー代行というサービスを知る
ゴールデンウィークが明けた頃、“バーベキュー代行”というサービスについてのニュースを目にしました。“バーベキュー代行”というのは、依頼を受けた代行業者が場所取りや食材・道具の準備、火の支度から最後の片づけまで行い、利用者は手ぶらでその場所にいくだけでバーベキューを楽しめる、というサービスとのことです。宿題代行、家事代行、退職代行など昨今の代行サービスの種類は多岐にわたりますので、こんな代行もあるんだなぁと正直感心した部分もあったのですが、このニュースでフォーカスされていたのは代行サービスの多様性ではなくこの“バーベキュー代行”によって行われる片付け、「ごみ」の問題でした。
問題になっている代行業者は「バーベキューで出たごみは持ち帰る」というこちらの公園の原則を無視し、利用者の食べカス、紙皿や金網、折りたたみイスなどを分別せずに公園内のごみステーションに捨てていました。こういったサービスに対する法整備が追い付いていない点、一般廃棄物の取扱いが各行政によって少なからず違いがある点などを考慮すると、白か黒かはっきりと答えられないところも少しありますが、今回のケースは代行業務という事業活動に伴って発生していますので事業系一般廃棄物として処理し、代行業者自らが処理場に直接搬入するか、収集運搬許可業者へごみの運搬を依頼するのが推奨されるのではないでしょうか。
この様に便利だからと利用したものの、結果的に法律違反をしている業者のサービスだったと発覚してしまっては何とも後味が悪く、場合によっては代行業者だけでなく、サービスの利用者が罰則を受ける可能性すらあります。そんな「まさか」という結末を迎えないように、業者選びや業務内容の下調べは慎重に行いたいですね。業種は異なりますが、当社もお客様が吟味した結果選んでいただけるよう、順法の精神で日々の業務にあたりたいと思います。