2018年09月03日
TUBOJUNコラム
第44回 「貧乏性」
皆さま、こんにちは!夏の盛りは過ぎたことを実感する今日この頃ですが、サマータイム論争はまだ収まっていないようです。2年後に迫った東京オリンピックの猛暑対策を契機としたサマータイム論争。天邪鬼な私は、どっちでもいいじゃん!って立場。どっちにしても一日が24時間であることには変わりはない訳だし。それより働く人の立場から言えば、いっそのこと夏は9時間労働、冬は7時間労働なんてどう?江戸時代みたいに、日照時間の長短によって労働時間も変える。その方が人間的と言えるかもね。
サマータイム云々は別として、仕事が終わった時にまだ外が明るいというのは、真っ暗なよりはやはり微妙に嬉しいのは事実。だから何が変わる訳ではありませんが。明日に備えいわゆるアフター5をいかに意味のある時間として過ごすか?私の場合はフィットネスジムに行って汗を流すことが平日のほぼ日課であり、それが良き気分転換になると思っていました。過去形であるのは、「ほぼ日課」の「良き気分転換」だと思い込んでいた行動が、実はそうでもなかった残念な事実に最近気づいたからです。それは・・。
私が通うジムは午後10時営業終了。9時50分には蛍の光が流れる。汗をかいた後にはゆっくり風呂に入りたい。サウナと水風呂が楽しみ。とすると遅くとも9時過ぎまでには運動を終えないと。せっかくジムに来たのだから1時間は体を動かしたい。会社からジムまで車で30分ほど。逆算すると7時30分過ぎには会社を出ないと自らに課したその日最後の予定がこなせない。時計を見ると間もなく7時半になろうとしている。仕事はあと1時間くらいで目途がつくはず。今日終えるか明日にするか、さてどうする!?
そんな葛藤を繰り返す日々。精神衛生上実に宜しくありません。バタバタと仕事を切り上げてジムに行けば、どこか後ろめたい気分。かといって会社に残って仕事を続ければ後ろ髪を引かれる気分。ジムに行ったら行ったで帰宅は午後10時半を過ぎる。着替えて食事の支度をすると午後11時です。軽く一杯やって気付くと午前0時を過ぎた。早く寝なきゃと、詰め込み式のアフター5が終わる。ハツカネズミみたいに狭い空間の中で身体を動かすことを日課とすることが良き気分転換だったのか?単なる強迫観念なのかも。
それに気付き、諦めてみれば実に楽。余暇であるはずのアフター5が、逆算した時間に毎日追われるなんて本末転倒でした。ジムに入った目的は心身の健康のため。そもそも運動するということは負荷がかかる全ての臓器、自律神経中枢、筋肉などで酸素を消費し、その際に活性酸素も発生します。活性酸素はある程度の量までは体内で分解されますが、運動負荷が大きく大量に発生した活性酸素は細胞を酸化させ身体を錆び付かせるのです。それが「疲労」であり、その蓄積が「老化」となる。なんという逆効果!
結局、これも手段が目的に転じるという例。昨今の健康ブームなんて似たようなものではないでしょうか。当初の目的がエスカレートし、デカルトの二元論に陥る。善か悪か。その区分けを強いられることの気付かぬストレス。適当でいいじゃん!という諦めが生むゆとりの方が心身の健康に必要なことでした。ジムなんて毎日行かなくても、行きたい時に行けばいい。そう気付いた。が・・。また別のことに気付いた。それじゃ月会費がもったないじゃん!!って、根っからの貧乏性の方が諸悪の根源だったのかもね!
TUBOJUNの日々の仕事の様子はコチラ http://www.recycle-clean.co.jp/stuff/blog04