2018年11月05日
TUBOJUNコラム
第46回 「バナナの原則」
素朴な疑問。なぜ食欲の秋なのでしょうか?秋だからって特別に食欲が湧くなんてなんて実感として無いし。しかも私の場合、外食しない限り朝食と昼食の内容は一年中ほぼ同じ。毎日同じもの食べていて飽きないか?と言われますが習慣ですから、逆に同じの方が良い。そして毎日食べると言えば夕方の間食、バナナ。1年365日ほぼ毎日食べているのに全く食べ飽きません。今日も会社のデスクの上には愛しのバナナ。
こんな感じで私はバナナを毎日持参している訳ですが、聞くところによるとアメリカではラウンジやキッチンに社員のためにフルーツを置いている会社も多いのだとか(羨ましい・・)。典型的なのはバナナやオレンジといったフルーツですが、どの会社でも最初に無くなるのは必ずといっていいほどバナナらしいのです。この現象に気付いたある人たちは、これを「バナナの原則」と呼ぶようになりました。
くだらないって!?そんなことありません。「バナナの原則」は、オレンジよりバナナの方が美味しいとか、オレンジが好きな人よりバナナが好きな人の方が多いということではありません。バナナが先に無くなるのは、単にバナナの方がオレンジよりも皮をむきやすく、簡単に食べられるからだからです。そんなの当り前だって!?そう、当り前だから普遍的な「原則」であるのです。
かつてある哲学者は「人は最小努力の原理に従って動く」と言った。言い換えれば、複数の選択肢があるならば、人はその中から一番簡単なものを選ぶということ。これって様々な場面で応用して考えさせられる問題です。「あいつ、俺がいくら言ってもやらないんだよなぁ・・」とボヤいているアナタ。アナタが動機付けにしているフルーツは、バナナなのか、オレンジなのか、もっと皮むきが面倒臭い巨峰なのか?相手が期待通り動かない抵抗感の方に目を向ける必要なあるのでしょうね。
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