2019年12月02日
お知らせ
バリオセパレーターの紹介
機械式選別機「バリオセパレーター」を紹介したいと思います。バリオセパレーターとは選別が困難だった建設系混合廃棄物を、高い精度で選別する事ができる機械式の廃棄物選別機です。
構造は、縦300㎜・横4000㎜のエレメントの組み合わせが、4枚、6枚、8枚、10枚の4種類のタイプがあり、さらにパンチング穴のあいたスクリーンの大きさで粒度調整が可能。これらのエレメントが偏心したシャフトの回転による前後振動・揺動運動により傾斜した本体上部の方へ反発しない計量物(プラスチックや紙等)を、本体下部の方へは反発する重量物(ビン、ペットボトル、金属等)が運ばれる構造となっています。選別されたそれぞれの仕分け品(プラ、紙等)はRPF燃料の原料としても有効再利用されます。
混合廃棄物をバリオセパレーターに通すことにより3種類に選別されます。
・軽量物=反発しないもの(プラスチック・紙・繊維)RPFの材料となります。
・細粒物=篩い目を通過するもの(重量物・軽量物ともに一定寸法以下の物)さらに機械選別にかけられます。
・重量物=反発するもの(ビン・カン・ペットボトル・石・陶磁器・金属・木など)廃棄物の種類が絞られるため資源になるものが抜き取りやすくなります。
リサイクルクリーンでは袋井工場、大川工場にこのバリオセパレーターが設置されています。来年早々には岡部工場に設置され、桜台工場にも設置する計画が立てられています。各工場機械化が進み廃棄物がさらにリサイクルされるようになっていくので期待してください。