2020年10月05日
お知らせ
RPF燃焼製造設備設置について
いつもお世話になっております。弊社の日頃の事業運営に関しまして、一方ならぬご指導とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。現在弊社では、浜松市西区桜台にあります桜台工場にて、RPF燃料製造設備を設置する為の準備及び各種手続きを進めております。今回こちらの設備を設置することによって、環境にどのような影響があるのか説明させていただきます。
そもそものRPF燃料を利用する効果として、RPFは石炭の代替燃料として利用する為、RPFと石炭のCO2排出係数から、石炭を1t燃焼する際に発生するCO2排出量が2.33t、RPFを1t燃焼する際に発生するCO2排出量が1.57tとなるので、その差から、理論上石炭をRPFに1t置き換えると0.76tのCO2を削減することができます。RPFを毎月1,000t製造して燃料として使用してもらえれば760t/月、9,120t/年のCO2削減効果が期待できます。
今回の設備の設置の効果として、これまで固形燃料化できずに焼却処分や埋立処分に回されていた廃プラスチック類を受け入れる事により、排出事業者様によっては県外へ運搬していた廃棄物の輸送コストの低減、延いてはCO2削減が期待できます。また、RPF納入先企業様においては、海外や県外からの燃料購入が減り、CO2削減と地域循環に寄与します。
このように、今回のRPF燃料製造設備設置には、環境保全と循環型社会構築に向けての期待が込められておりますので、来年の稼働に向けて引き続き精進して参ります。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。