2021年02月01日
お知らせ
RPF製造設備設置工事のお知らせ
令和3年1月8日より桜台工場にRPF製造設備の設置工事が始まりました。予定では2月8日に無負荷運転、10日より実際に材料を投入し試験運転を開始致します。今回の設備は大川工場・袋井RPF工場に続く廃棄物由来の固形燃料製造設備となり3.5t/hの生産能力で24時間稼働となり浜松市内では最大の生産能力となります。上記の2工場との違いは桜台工場に関して全塩素分の質量分率0.3%以下という厳しい基準をクリアしたA品という等級の物のみを製造するということです。
RPFを使用するメリットとしては以下のものが挙げられます。
(1)品質が安定
(2)熱量のコントロールが可能
(3)高カロリー
(4)ハンドリング性がよい
(5)焼却炉における排ガス対策が容易
(6)経済性がよい
(7)環境に優しい
特に注目されているのはCO₂の削減効果です。燃焼時に同一熱量回収を行なう過程で石炭よりも約33%のCO₂排出量低減果があり、RPFの灰化率は一般に3~7%程度で石炭の11~15%に比べ低い灰化率となり、ユーザーにとっても灰の埋め立て処分量や処理費の大幅な削減が可能となります。RPFを使用するということはCO₂排出の低減と枯渇性資源の節減、埋め立て処分場の延命などの相乗効果も含めると地球環境にとても親和的な施策となります。
3月からの稼働に伴い産業廃棄物の処理を行なうと共に環境負荷低減効果に寄与出来ることを誇りに感じております。これからの桜台工場は産業廃棄物処理業と固形燃料製造という魅力ある工場へと進化してまいります。工場見学やお問い合わせなどご要望があれば随時受け付けておりますので皆様からのご連絡を楽しみにお待ちしております。
㈱リサイクルクリーン桜台工場 齋藤健