2021年04月05日
お知らせ
PCBの処理期限
PDBを知っていますか。ここ数年でよく聞くようになった廃棄物です。PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的に作られた、 主に油状の化学物質の事です。電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていましたが、現在は製造・輸入ともに禁止されています。
産業廃棄物の仕事をしていると、変圧器やコンデンサー、安定器などに入っていてよく聞きます。変圧器やコンデンサーは古い工場、ビル等で使用されていて、安定器は古い工場や学校等の蛍光灯器具等に使用されています。PCBには毒性があり1972年(昭和47年)に製造が中止になっています。このPCBは法律によって決められた期間内に処理しなければならないことが決まっています。
PCB廃棄物は、PCB濃度により高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に分類されます。高濃度PCB廃棄物は令和5年3月31日の処理期限、低濃度PCB廃棄物は令和9年3月31日の処理機関が決まっております。処理するためには、多くの手続きと、段取りが必要になります。まだ工場やビルの中に残っているかは確認して処理するように動いた方が良いです。詳しくは環境省等のホームページにも載っております。