2021年04月05日
お知らせ
解体時のトランス・コンデンサ等廃電気機器等について
1.概要
通常、建設工事では、建設工事の施主から直接請け負った建設業者(元請け)が排出事業者となりますが、工事前から残されている廃棄物は、元の所有者の廃棄物となります。PCB含有電気機器については、使用を終了した時点で廃棄物となりますので所有者は(通常は施主)が排出事業者となります。ポリ塩化ビフェニル廃棄物(以下PCB廃棄物という)は、通常すぐには処分することが出来ないため、処分できるようになるまで保管する必要があります。そのため、事前措置として解体前に保管場所を移動する等の措置が必要となります。
2.対象物
蛍光灯安定器、水銀灯安定器、トランス(変圧器)、コンデンサ(蓄電器)
PCB含有シーリング材等
3.事前措置内容(PCB廃棄物かの判断)
蛍光灯、水銀灯の安定器については、各メーカーのHPに含有の有無を調査できるサイト、証明書を発行するサイトがありますので、そちらを参考にして有無をたしかめてください。コンデンサについては、封じ切り機器であるためドリルで穴を開けて内部の絶縁油を採取いたします。トランスについては、スパナや電動ドリルを用いて上部の蓋を開けて、絶縁油を採取いたします。ここで、絶縁油を採取するときに使用した検査用の絶縁油を入れた容器、化学手袋、スポイト等は、検体ごとに纏め使い廻しをしてはなりません。常に検体1台に、1セットと考えてください。検体を採取後、分析センターに届け、分析結果を待ちます。
速報は、おおよそ2週間で出てきます。PCB分析結果には、3通りがあります。
PCB含有量が ~0.5mg/kgは、PCBは、含有されておりません。
通常の産業廃棄物として適しに処分となります。
0.5mg/kg~5,000mg/kg は、低濃度 となります。
5,000mg/kg~ は、高濃度 となります。
上記の結果に基づき、適正な処理をお願いいたします。
以下、別紙を参考にしていただき、今後の対応を宜しくお願いいたします。