2021年10月21日
RPF
新人営業の最近勉強したこと(RPF固形燃料について)
お世話になっております。(株)リサイクルクリーンの鈴木です。
RPFという固形燃料を皆さんはご存じでしょうか。RPFとはRefuse(ごみ) Paper & Plastic (紙とプラスチック)Fuel(燃料)の略で、廃プラスチックや紙くず、木くず、繊維くずなどの廃棄物から作られる固形燃料の事です。石炭などの化石燃料の代わりに製紙工場などのボイラーの燃料に使用されます。
先日、RPF(固形燃料)材の下見依頼がありました。お客様のもとにお伺いすると廃プラスチックの梱包材、紙製の容器、ニトリル手袋がありました。容器と、梱包材については廃プラスチック、紙なのでRPF製造に使用できます。しかし、ニトリル手袋はゴム製品なのでRPFにはならないと思っていました。
しかし、先輩に質問したところRPF製造に使用できるものもあると教えていただきました。(石油系ゴム製品なのでプラスチックとなります。)しかし、RPFには原料に使用できるものと出来ないものがあります。使用できるものは上記の通り軟質の廃プラスチック(梱包マットなど)、紙くず、畳などです。使用できないものはその中でも塩素、硫黄、鉛などが多く含まれているものです。ニトリル手袋には塩素が多く含まれているものが多いため、RPF製造に使用できないものも多いです。廃棄物に何が含まれているかは成分分析機で分析します。ちなみに分析は弊社工場の分析機でできます。
今回のニトリル手袋を分析した結果、塩素が少々含まれていましたが、基準値内でしたのでRPF材として処分することができます。
このほかにも廃棄したいものについてどう処分すればいいかパターンに合わせ、お客様に合わせて提案させていただきます。一度、ご相談ください。
RPFリサイクルクリーン下見