2023年02月17日
産業廃棄物運搬・処分
浜松市内にてフロンガスの出張抜取をしました
いつもお世話になります。
リサイクルクリーン 寺田です。
先日、浜松市内の当社と同業の廃棄物処理業社(以下A社)の方から、相談のお電話を頂きました。
『公立総合病院様から、不要になった薬用冷蔵冷凍庫を回収してきた。中のフロンガスを抜かないといけないが、弊社にはその許可がない。どうしたらいいでしょう?』
無い知恵を絞って頭をフル回転です。
○業務用のフロンガス機器…通常は弊社が排出事業者様から収集運搬して本社工場に降ろし、そこで資格を持った担当者がガスの抜取作業をし、その後に機器本体の破砕処分をしている。
○一番単純なのは、今回の機器をA社から弊社本社工場に移して上記作業を行う事だが、排出事業者とA社との契約で処理はA社に委託されているはずで、この行為は処理の再委託となり法律で禁じられている。
○一度機器を弊社本社工場に移してガスを抜きA社に戻して本体処分…弊社は積替え保管施設ではなく、排出事業者とA社との契約で当然そこまでの謳いはしていないから、これも法律に触れる。
消去法で弊社有資格担当者がA社に出向いてフロンガスを抜き取って、本体はA社で破砕処分との結論に至り、提案してA社との合意に至りました。当然出張作業費がかかりますが、法律に触れて許可を取り消される事を思えばタダも同然です。
薬用冷蔵冷凍庫の品番ラベル 冷媒(フロンガス)の種類=R-412A 冷媒封入量=冷蔵90g:冷凍120g が見てとれます。
機器裏側の最下部です。コンプレッサーや奥にコンデンサーが見えます。
今回は特殊なケースでしたが、フロンガスの出張抜取が必要になるケースとして建物解体現場や店舗リフォーム工事現場等があります。本体を分解しないと外に運び出せない場合等です。そんな時には是非ご用命ください。
ご相談・お問い合わせ お気軽にお寄せくださいませ。お待ち致しております。
営業部 寺田
廃棄物適正処理浜松市産業廃棄物