2020年03月02日
おしえてクリンちゃん
クリンちゃんの廃掃法豆知識
弊社がRPF(固形燃料)の製造を開始して早5年が過ぎようとしています。大きく捉えれば弊社も地球温暖化対策に微力ではありますが貢献しているのではないでしょうか。
さて、2015年12月に第21回気候変動枠組条約締約国会議がパリで開催され、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定「パリ協定」が決まりました。パリ協定では2020年以降の気候変動問題に関する国際的な枠組みが話し合われました。しかし、2017年6月アメリカのトランプ大統領が脱退を表明するなどその行き先は大変厳しいものではないでしょうか。
このような状況下の中、民間レベルで何ができるのか、どの企業も対策を模索しているのではないでしょうか、弊社でも二酸化炭素削減、また環境に優しい廃棄物処理とは何かを考えながらエコアクション21を運用し、全従業員で取り組んでいます。また、効果的な設備投資は何かを考え実行しております。
その一貫として前にもお知らせしましたが、大川工場では昨年廃棄物の分別精度を高めるために機械式選別機を導入しました。稼動して約半年が過ぎようとしていますが、混合廃棄物の選別精度は格段と向上しています。大川工場ではRPFの生産もしていますが、以前よりもRPF材料が多く取れていると感じられます。また、大川工場では一軸破砕機しかなく大きな廃棄物を破砕できませんでしたが、二軸破砕機の設置工事も終了し、2月から運用を開始し廃棄物のリサイクルに大きく貢献しています。
岡部工場でも1月から機械式選別機の設置工事をしており、3月から運用を開始できますのでまた一層リサイクルに貢献できるのではないかと期待しています。このように弊社では常に設備の更新及び新設備の導入を通して廃棄物のリサイクル率向上に努めていますので、弊社廃棄物処理工場の工場見学をお待ちしております。