2018年12月26日
お知らせ
藤枝営業所通信 『スプレー缶の処分について』
2018年12月16日に北海道札幌市のビルで42人が重軽傷を負う爆発事故が起きたのは記憶に新しいと思います。スプレー缶が身近な存在である現在、スプレー缶のガスが原因でここまでの規模の爆発が起きてしまうことは皆さんにとっても衝撃的だったのではないでしょうか。この事件が要因となり中身が残ったまま放置されているスプレー缶を捨てようと思っても、捨てられずに困ることが増えていくかもしれません。
スプレー缶を処分するには一般的には中身を使い切って缶をカラにする必要があります。中身を使い切れない場合は火気のない風通しのいい屋外で中身を出してカラにしなくはなりません。缶の中身がカラになったかどうかは缶を振ってみて確認するのが一番簡単で確かな方法のようです。中身がカラになったスプレー缶の捨て方は各自治体によって異なります。ここでいくつかの自治体におけるスプレー缶の捨て方をご紹介します。
私が住んでいる静岡県静岡市ではスプレー缶に穴を開けずに、中が見えるビニール袋に入れて、袋に「スプレー缶」と表示をして月1回の資源ごみ収集日に決められた集積所に出せば回収してもらえます。その際、他の飲料缶等とは一緒の袋に入れないようにして、プラスチックのキャップ等は取り外して可燃ごみとして捨てます。ちなみに静岡市ではスプレー缶の中身が残っている場合の処置として、新聞紙や古布に吹き付けて染み込ませ、染み込ませたものは可燃ごみとして捨てる、という方法も紹介しています。
弊社岡部工場の有る藤枝市では、中身を使いきり、風通しのよい屋外で、周辺に火気が無いことを確認して、必ず家で穴を開けてからエコステーションに搬入するか、資源・不燃ごみの日に缶の材質関係なく「鉄缶」のコンテナに入れることになります。岡部工場近隣の焼津市では、火気のない風通しの良い屋外で中身を空にして、穴をあけ、ふたやノズルの部分は、取り除いてから資源物の「缶類」として出すことになります。島田市では、必ず中身を使いきってから火気に十分注意し、穴をあけてスプレー缶専用コンテナに出すことになります。
捨て方についての大まかな流れは同じですが、このように各自治体によって捨て方に違いがあります。用法を守って使用し、お住まいの自治体で決められたルールを守って正しく安全に処分していただければと存じます。ちなみに、当社産廃処理コンテナの中に中身入りのスプレー缶が入っていた場合、不適合品として返品させていただかなくてはならないのでご注意ください。