2021年02月01日
お知らせ
RPF(固形燃料)と今後の課題
いつもお世話になっております。2021年2月末日に弊社桜台工場にRPF製造設備が新たに完成します。ここでは改めてRPFについてお話させて頂きます。RPFとは再生困難な廃プラスチック、古紙、繊維屑などを原料にした固形燃料になります。性質としては、石炭などの化石燃料の代替燃料になり、排出される二酸化炭素の量は化石燃料の3分の2に抑えられ価格も安価です。その上、燃料として焼却後の残渣は路盤材としても利用可能で、RPFは、排出事業者、処分会社、燃料使用企業ともに、メリットがあり、より良い循環型社会の構築ができると考えらます。
しかし、RPFは排出される、廃棄物(廃プラスチックなど)の量によって、生産量が左右され、またすべての廃プラスチックがRPFの原料として利用できるわけではありません。特に塩素などが入ったプラスチックは燃料(RPF)としての品質を下げてしまう恐れがあり、RPFを燃料として普及させるためには、定常的に原料となる廃プラスチックを回収する必要があります。
現在、RPFは、製紙会社、鉄鋼会社などに納品しています。廃プラスチックの排出量によって供給量が左右されるため、現状では多くの業種に供給できるのは難しい。廃棄物の担当者や廃棄物業界なら、RPFをご存知の方も多いと思いますが、一般的には広く知られていません。供給量などの今後の課題点などもありますが、もっと広く知られ、さまざまな業種で利用すれば、より良い循環型社会の構築になります。廃プラスチックのリサイクルをお考えのお客様はぜひ、お問い合わせください。